過去の輝かしい剛毛と今の頼りなげな細い毛とM字の進行

昔はとても剛毛で毛量も多く、美容院で髪を切ったりすいてもらうときには「やりがいのある髪の毛ですよ」などと冗談で(もしくは、本気で面倒だった?)美容師の方に言われるくらいでした。

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その上癖っ毛だったので、小さい時の写真を見ると、頭頂部にそびえ立つ髪の毛(というか寝癖の塊)が、その頃の毛量や毛質を如実に物語っています。

ただ、その頃から自分には一抹の不安がありました。ハゲは覚醒遺伝で特に母方の祖父の遺伝を引き継ぐ傾向にあると聞いたのですが、まさにその母方の祖父が見事なバーコードだったからです。

そのため、「やりがいのある髪の毛ですよ」と美容師の方に言われるたびに、私は「いやでも、将来ハゲるんじゃないかと思ってるんですよね。母方の祖父がそうなので」と心の不安を吐露していました。しかし、その時に必ず即答で返って来たのは「絶対に大丈夫ですよ!」という美容師の方の太鼓判でした。その度に、髪のプロが言うならと私は安心していたのですが…。

時は経ち、年齢ととともに食の好みや体質も変化していく中で、髪質も変わって来ました。あれだけ剛毛で櫛も通らなかった髪の毛に、いつの頃からかすんなりと櫛が通るようになりました。あれだけ櫛が引っかかって痛い思いをしたのに、今ではスムーズ。髪の太さも細くなったのが実感できるほどに、髪の根元のあたりの密度が減ってきていて、洗面台の照明をつけると、ピカピカの頭皮が髪の毛越しにはっきりと見えるようになってきました。そして、何より抜け毛が増えました。あれだけ痛みにたえて髪の毛を引き抜くような心持ちで櫛で髪をとかしても全く抜けなかった髪の毛が、今では手櫛でハラハラと散っていきます。特に前頭部の前髪の散りようが素晴らしく、Mの字を描くように生え際が後退してきています。

今はノンシリコンのシャンプーや育毛剤を使っていますが、そろそろAGAの病院に相談に行こうかと思っています。